アーカイブ: 2月 2016

小児にも感染する毛じらみはジスロマックで対応する

最近小児が毛じらみにかかるケースが増えています。一般的に毛じらみは性行為によって感染し、男性が発症することが多いです。毛根に潜伏するので気がつかないこともあります。しかし毛じらみが活動すると痒みが強くなり、夜も眠れないほどです。毛根に卵を産み付けるので、徐々に増加します。潜伏期間は1ヶ月~2ヶ月です。血を吸われるので、毛穴が赤く炎症を起、血液が衣服に付着することで、感染に気づくこともあります。性行為による接触感染がほとんどですが、毛布やタオルなどを通して間接的に感染することがあり、小児に場合はこれにあたります。陰毛通しの接触でなくても、肛門周辺の毛や腋毛、胸毛、太ももの毛に寄生するので、小児が決して感染しない病気ではありません。症状が出なくても、毛じらみを発見できれば検査が行われます。簡単に他人に感染するため、速やかに対応する必要があります。毛じらみの治療法は、陰毛を全て剃って軟膏を塗り、抗生物質を服用します。しかし集団生活が始まる小児は陰毛を全て剃ることが困難なので、スミスリンパウダーという殺虫剤を使って毛じらみを除去します。こまめに陰毛をブラッシングして、卵を落とすことで繁殖を防ぎます。また抗生物質に使われるのは、ジスロマックが多いです。ジスロマックはマクロライド系抗菌剤の中で最も抗菌作用が強いです。ジスロマックを服用すると白血球に取り込まれて、直接炎症が起きている部分に働きかけます。高濃度で留まるので、服用回数が少ないです。さらに薬の相互作用がないので、他の薬との併用も可能です。病原体である毛じらみがタンパク質を合成するのを抑制しますが、症状の出ていない部分には作用しないので安全です。